12月18日(木)、滋賀学園高等学校にて、デジタルハリウッド株式会社の講師(合同会社ブンシン COO 安藤直紀 氏)による、生成AI活用研修(同期型ラーニング)が実施されました。本研修は、教員の業務負担軽減と、生徒の主体的な学びを支援する「相棒」としてのAI活用を目的としています。
研修の目的とゴール
生成AIの圧倒的なポテンシャルを理解し、教育現場における倫理やセキュリティ、著作権などの注意点を踏まえた上で、「業務効率化」と「新しい学びの設計」の両面で気づきを得ることをゴールに掲げました。
研修内容:2つの強力なツールを体験
研修では、特性の異なる2種類のAIの操作方法と活用事例が紹介されました。
- Gemini / 簡易アプリ「Gem」
- スマホやPCから手軽に使える、日常の「壁打ち相手」です。
- 保護者向けの案内文作成、授業導入の雑学ネタ探し、キャッチコピー作成など、アイデアが欲しい時にアシスタントとして活躍します。
- ワークでは、特定の役割を持たせた独自のAIボット「Gem」の作成演習も行われました。
- NotebookLM
- 教育現場のために作られた、「アップロードした資料の範囲内でのみ回答する」という強い特性を持つAIです。
- 会議や研修の音声ファイルから数分で高精度な議事録を作成したり、大量のアンケート自由記述を即座に分類・要約したりすることが可能です。
- 生徒向けの「パーソナル学習アシスタント(家庭教師)」として、教科書の内容に基づいた質問対応やクイズ生成を行う活用法も紹介されました。
研修の様子
研修会場では、多くの先生方がPCに向かい、真剣な表情でAIの操作やプロンプトの入力に取り組む姿が見られました。教材資料とAI画面を並べて実演を行うなど、具体的な活用シーンを想定した熱気あふれるワークショップとなりました。


参加者の声(アンケートより)
研修後のアンケートでは、多くの先生から前向きな感想が寄せられています。
- 「PDFの取り込みからスライド生成まで高度な内容を学ぶことができ、業務効率が大幅に上げられると感じた」
- 「資料集の資料を思い通りに作成したり、小テストや配布資料の作成に早速活用したい」
- 「優秀なアシスタントとして、様々な場面で活躍してくれそうだと感じた」
- 「AIの特性と注意点を理解し、生徒の思考力を高める授業設計に生かしたい」
一方で、「演習時間をもう少し長く取ってほしい」という要望や、情報の正確性の見極め、生徒へのアプローチ方法についての課題も共有されました。
おわりに
生成AIは、従来のやり方に固執せず、生徒の能力を最大限に伸ばすための新しいツールです。本校では今後も、AIを先生の「相棒」として適切に取り入れ、教育の質向上と教員の働き方改革を推進してまいります。